焼却炉とダイオキシン

家庭用焼却炉

家庭用焼却炉についての心配点。

初めて家庭用焼却炉を購入しようとする場合、いろいろ不安な点もあるでしょう。 家庭用焼却炉を購入するなら、まずは基準を満たした構造基準適合型焼却炉を 選びましょう。 構造基準適合が保証されている焼却炉であれば、焼却炉を使うことで行政から 指導を受けることもありません。 紙類だけでなくプラスチック類も燃やしていいのか、この点を心配される方も 多いようですが全く問題ありません。 燃やすと黒い煙や臭いが出て近隣に迷惑を掛けてしまうのでは、 と考えているようですが、プラスチック類も普通に焼却できます。 それどころか今ではプラスチック類が燃やせないようでは焼却炉とは呼べません。 でも燃やすとダイオキシンが発生して環境に悪いのでは、と思うでしょうが、 ダイオキシンが発生するのは800℃以下での燃焼の場合です。 構造基準に適応している焼却炉ならダイオキシンの発生しない800℃以上で ゴミを燃焼させます。 この高温なら臭いの元となるものまで燃やしますので、嫌な臭いも抑えられます。 焼却した際に出る灰を埋める場所がない、という場合は廃棄物処理業者に 処分を委託すれば大丈夫です。 心当たりがなければ購入先に問い合わせれば業者を紹介してもらえるでしょう。 設置場所を考える場合、焼却炉の周囲1mほどに空間が作れて周辺に可燃物の 無い平らな場所を設置場所とします。 焼却炉の外に火が出るようなことはありませんが、やはり使用中は高温に なるため燃えやすいものが近くにあると危険です。 耐用年数は少なくても5年以上、大事に使えば10年位使えますので、 それほど安い商品でなくても1年あたり1万円以下で使えることになります。